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特定非営利活動法人太平洋協力機構(POCO)は、令和6年4月20日、本年最初の例会を飯田橋セントラルプラザ18階にて実施しました。
冒頭、川嶋総会議長から、出席者総数の報告があり委任を含め総会は成立している旨並びに井原理事を議事録署名人にお願いした旨の報告がありました。
次いで、高濱理事長より挨拶があり、色々難しい問題はあるも、昨年に引き
続き機構としての具体的成果を挙げていきたい旨、更に、現下の太平洋情勢にあって注目されている中国の影響が顕著なソロモン諸島における国政並びに州政府選挙事情について紹介がありました。注目点は、昨年来日し当機構関係者も歓迎し夕食を共にした親台湾派のスイダニ・マライタ元知事が復活当選するか否かにありましたが、親中国派のフィニ・マライタ知事が落選し、スイダニ氏が返り咲いた点にあります。マライタ島民の民意が示された点において今後の展開に目を離せない事、特に、50名の議員全員が選出されたあと、首相の選出が行われますが、過半数の支持が無かった新中国派ソガワレ政権が中国と共に如何なる行動をとるかが注目される旨の状況説明がありました。
尚、今回は、問題のマライタ島においてココア産業の発展に尽力している貴重な人材、図越氏のオブザーバー参加があり、紹介されました。
■第1号議案
引き続き、第1号議案として、総会議長より、昨年第4期の経過報告がなされ、当機構が取り組んでいる事業の紹介があり、具体的に成果があった事業として、パプアニューギニアのコーヒ―農家支援と検討を重ねている琉球ガラス事業を中心に報告がなされました。次いで次年度の方針作りの為の意見交換を行いました。
■第2号議案
第2号議案として昨年の決算・監査報告がなされました。
■第3号議案
第3号議案としては、本年第5期の活動方針が提示され、基本は第1期の方針を踏襲するも、主にパプアニューギニアにおける雇用を増やすための縫製工場立ち上げ、島嶼国毎の農業支援、島嶼国を知ってもらうための講演会実施、慰霊・観光訪問の実施が紹介されました。なお、理事会の開催は年5回とするも必要に応じ適宜開催は可能なる旨、更に在京大使館や他の団体との交流を進めて行きたい旨の希望が出されました。
ここで、田中理事より、フィジーに実現すべく進めている琉球ガラス事業の展開の仕方について、まず、実証的な小規模ガラス再利用工場を立ち上げ、JICAの草の根の技術協力パートナー型事業案件として取り組みたいとする事業計画が紹介されました。
■第4号議案
第4号議案の予算については、総会議長から、当機構の今年度第5期目は、2024年4月1日から2025年3月31日となる旨、クラウドファンドや有力支援団体等の支援を受けて当機構の財政確立を目指したいとの希望が表明されました。
■第5号議案
最後に、第5議案として、令和6年の役員体制について紹介があり、村山紀子及び常盤千鶴子兩副理事長は顧問として活躍して貰いいたい旨紹介されました。
以上は、出席者全員により異議なく了承され、総会を了しました。
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