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10月22日、太平洋協力機構は、飯田橋にある日本ユースホステル会議室にて第16回理事会並びに第9回講演会を実施しました。
1、第16回理事会;
(I) 冒頭、理事長より、インド太平洋研究会早川代表の招聘により、ソロモン諸島から親台湾派のマライタ州元知事と政策アドバイザーが来日し、議員会館でソロモン諸島における実状を訴える講演会が実施され、当機構からも理事長他3名の理事が出席し活発な質疑を行った旨の報告がなされました。(一行は帰国後は、在ソロモン日本国大使館にて、日本大使同席の下、press conferenceを行い、日本での活動について報告を行いました)
(2)経過報告として、事務総長から、理事会後の講演会に出席される方々へ配布するため、当太平洋協力機構へ入会用申請書を用意した旨の案内がなされました。
(3)協議事項では、田中理事から、懸案の島嶼国における琉球ガラス事業展開に関する実状並びに今後の取り組みについて報告がありました。日本国内では半田市に実例があるので実状を調査したい旨、更に、11月28日から来年2月9日までフィージーに行く予定があるので琉球ガラス事業の展開について現地で可能性を探りたい旨の発言がありました。
次いで、常盤副理事長から、200年の友好の歴史のある親日国パラオへの慰霊訪問を行った旨。そしてパラオでは先の大戦中、激戦地パラオのペリリュー州で副理事長が父上を亡くされており、他の遺族と共に慰霊を行った旨、2015年4月には天皇、皇后両陛下がご訪問され、4月9日が天皇皇后両陛下御訪問の日としてペリリュー州の祝日となっている事、陛下来訪の後、中国人がなんとホテルの備品を持っていってしまったこと、折笠日本大使は親切に慰霊団を遇してくれた事等の報告がありました。
2、第9回講演会;
上記理事会に引き続き、第9回講演会を開催。今次講演会は前回の好評であった第8回講演会に引き続き、井原理事(PNG 名誉領事)に太平洋島嶼国事情に関する講演の一環として「パプアニューギニアとの関係」につき講演をお願いしました。今次講演は、スライドを使い行われ、井原理事の関係者を含め30有余名の参加者を得て実施されました。
講演骨子;
(井原理事は)若くして渡米し40年以上に亘り米国の金融業界で勤務した後、縁ありてパプアニューギニアの名誉領事として14年以上に亘り同国民との良い関係づくりに汗を流してきました。
まず、平成21年2月、井原理事が坂東市の農園見学したことを機に坂東市長との交流が始まり、平成25年3月にはパプア大使が坂東市を訪問。その後平成26年1月にもパプア大使が坂東市を表敬保問する等して交流が始まり、平成26年4月には在取手パプア名誉領事館が開所され、平成26年5月には、ホテルオークラにてパプアのタリ市と坂東市との間で姉妹都市締結が提案され、平成26年7月、坂東市から代表団がタリ市を訪問の上、姉妹都市関係が締結されました。
以上の経緯を踏まえ、同氏のパプアとの付き合いで大事にしている哲学、ないしは信念を紹介したいと思います。どのようにパプアの人々との間で信頼を築いていったかという点で3点を紹介します。1つ目は敬意を示すこと、2つ目は感謝の気持ちを示す事、そして3つ目は責任を取ること。これ等3つのルールが満たされて初めて信頼が構築されます。しかし、自分ではどうすることも出来ない状況ないしは環境により、約束を果たせないことがある時、、他の方法を見つけたり、適切な人に連絡をする等の方法を取るでしょうが、これも責任を取るもう一つの方法なのです。
世の中、常に予期せぬことがおきますが、その場合は常にプランBを用意するか、約束を守れない事を友人に知らせてください。このやり方も責任を取るやり方であると自分に言い聞かせています。
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