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トンガが火山の大爆発により全人口の84%が被災すると言う大被害を受けて以来、国際社会の援助の手が広がっており、豪州、ニュージーランド軍による救済活動に加え、日本の航空自衛隊機c-130がトンガに到着し、国際緊急援助活動の第1弾として、飲料水3トンを提供する等、日本も目に見える救済活動を開始しています。直接現地入りした国は1月22日現在で豪州、NZ,日本の3ケ国です。日本は更に海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」で火山灰を取り除く高圧洗浄機等をトンガに運びます。
また、津波による浸水で農作物への被害が深刻化し、農漁業に従事する大半の国民の生活に影響が出ると国連のFAOは見ています。
ここでトンガと日本の関係について簡単に紹介します。トンガは、ポリネシア系民族で、太平洋の島嶼国の中で唯一植民地化されなかった国で、王国(Kingdom of Tonga)です。2015年7月に行われたトウボウ6世国王陛下の戴冠式には日本から皇太子・同妃両殿下が出席され、王室と皇室との間の交流は深いものがあり、親日家であった故トウボウ4世国王陛下は、日本のソロバンの教育効果を高く評価され、同国の小学校の科目として取り入れています。また、スポーツ交流も盛んで、ラグビ―が盛んな同国からは留学生や社会人までラグビー選手として来日し活躍しています。かように日本とトンガの関係は深いものがあり、それゆえに今回のトンガの災難を早く救済し、日本とトンガの間の関係を更に大事なものにして行きたいものです。
トンガ救済のため、日本の航空自衛隊の輸送機C-130が22日、トンガに到着した際、同国のファカグアメイリク首相等政府要人(副首相、外相、財務相、保健相、貿易開発相等)が総出で自衛隊機を出迎え、首相は、「日本の自衛隊機をトンガで見るのは感慨深い。日本の皆さんありがとう」と述べた由です。本24日には海上自衛隊の輸送艦がトンガに向け出港し、2週間かけて救援物資を運ぶそうです。日本政府はその他100万ドル以上の無償資金援助をトンガに対し行います。
”航空並びに海上自衛隊の皆さん、ご苦労さまです。大任を果たされ、無事日本へ帰国されることを祈念します。”
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